日本は,外国と比較して,訴訟件数が少ないと言われています。村山眞維・濱野亮『法社会学(第2版)』(有斐閣,106頁)には,実際のデータが載っており,紹介します。
地方裁判所の第一審通常訴訟新受件数は,22万2594件(2010年)です。1970年が8万6353件だったので2倍以上になっています。また,簡易裁判所は,58万5594件(2010年)で,40年間で9倍以上増加しています。
40年前に比べて訴訟件数はかなり増えていますが,訴訟件数を人口10万人当たりでみると,日本は651件であるのに対し,アメリカのカリフォルニア州は3095件,フランスは2404件(1999年当時),ドイツは日本の約7倍(1980年代半ば)とされており,訴訟大国と言われるアメリカはもちろん,フランス,ドイツと比較しても,訴訟件数は少ないといえます。
弁護士 茨木